すれ違ってから数秒の後、後ろから叫び声が聞こえたため振り返ろうとした直後。
脇腹に硬いものが当たる感触、ついでよろけたところに立て続けに衝撃が走ったところで俺は地面に仰向けに倒れこんだ。
よろよろと立ち上がろうとして、手を後ろに手を付いた瞬間、顔をがっちり固められ、唇を奪われた。
柔らかい熱が唇を伝って身体に染み渡ってゆく、ひとしきりキスし終わった後にいきなり唇を奪った犯人は口を開く。
「カンナ君帰って来てたんだ♪早く連絡くれればよkったのにぃ」
笑顔なのかむくれているのか分からない表情を浮かべているこいつは小宮 香織、あだ名はかおりん帰国子女で頭gいいので、俺が転校するまでは皆の注目の的だった。
「かおりん、まだその過激なスキンシップの癖直ってないんだな」
「これでも注意してるんだぜ?カンナ、俺のこと覚えてるか?」
「ああ、ロビンだろ?久しぶりだな」
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